秋になると祝日が多くなるインド。
お休みを頂きまたもヒマラヤ地方に向かう。
デリーからバスで7~8時間。
避暑地として有名なシムラーへ。
早朝の町並み。
昔々、インドをイギリスが統治していた頃に、夏の間の首都だった場所。
暑いから首都移動しようぜ、なんて。贅沢な話だ。
その頃の名残でヨーロッパ風の建物が多い。
ほらほら。ヨーロピアンな香り。(ヨーロッパいった事ないけど。)
ここはとにかくインド人観光客が多く、ハネムーン先としても有名なんだとか。
デリーからのバス車内も南インドからの観光客で埋まっていた。
外国人旅行者も上品な紳士、夫人が多い。
ダラダラ汚い格好で歩いているヤングはいない。
この辺りで気がつき始めた。THE★場違い な自分。
宿を探そうにも、いわゆる安宿がほとんど無い。
やっと見つけた小さなゲストハウスもハイシーズンのためか1泊1500Rs。
通常なら600Rs位で泊まれそうな感じの部屋なのに。
さらに、職がないのかホームレス風のおじいさんがどこまでも後をついてきて、
私たちを連れてきたガイドのフリをして宿からコミッションをせびろうとする。
他の場所でよく見る物乞い特有のあっけらかんとした明るさがなく、その寂しそうな感じに滅入ってしまう。
代表的な観光スポットである教会。
あまり興味がわかず、中をチラ見して立ち去る。
山の上に見えるハヌマーンの像。
ここまで行くのもめんどくさくなり遠くから見て終わる。
レストランはどこも満員。こ汚い中華料理屋に入る。
中国人の爺さんがやってるお店。中華飯店。
本格中華を期待したものの......... あまりおいしくはない。店も結構きたない。
爺さんは人懐こく、知ってる日本語を披露したり自分の経歴を長々と語ったり...
早くご飯作ってくれよ、とは言えず、爺さんの昔話に耳を傾ける。
コルカタのチャイナタウン出身のじいさん。
インドには60年おり、シムラーに店を構えて30年だという。
インド国内数々の5つ星ホテルでシェフをしてたとか何とか...うーん。。。
うんうん唸りながらさらなる山奥へ向かう次の日のバスチケットを買いに走る。
滞在費が予算オーバーすぎてここに長くはいられないぞっ。
朝ごはんに立ち寄ったお店。このどローカルな感じがやはり落ち着く。
旅の朝ごはんの定番。パランター。
(練った小麦粉の中にジャガイモとかカリフラワーとか入れて伸ばして焼いた物)
ここの店はかなりおいしかったぁ!!!
チャイも自家製アチャール(マンゴーの漬物)も絶品★
何とも消化不良なシムラーでしたが、1泊くらいでリフレッシュするにはいいかも。
空気もキレイ、メイン通りは車が通れないので歩き易く、散歩にはいい感じ。
デリーからカルカという場所で乗り換え、世界遺産でもあるトイトレインに乗って来るのがほんとはベスト。
線路上でご飯を作る家族。
トイトレインは大人気のため、行き当たりばったりな旅ではチケットが取れないのであった。。。
シムラー、早めに予約して、真夏に涼みに来るのはいいかもしれぬ。
この時期だとやはり寒い。
というわけでシムラーから早々に旅立ち、次なる目的地へ向かうのでした。
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